Renaissance
大学では、まぁ今後のためになるような、ならないような。最悪なくても生きていけるな、程度のことを毎日勉強しているわけです。
去年の冬、寒い柿の木坂を登ることがほんとにしんどかった。あの時の気持ちもうすでに忘れている。人間は追い込まれた状況にならないと成長できないのか?
やりたいことを思う存分にできる状況にいるはずなのに、そのありがたみを忘れてダラダラと生きてしまっている気がする。そもそもこのままでいいのかな。わからないけれど、動かないことには話が進まないからとりあえずやってみるしかない。
若さとは、先の見えない道をひたすら歩くことなのか?年をとると、先が見えるようになるのか?私は未来を知りたくない。
『私の男』(著:桜庭一樹)を読みました。面白かったけど、腑に落ちないというか…。絶対これを読んで怒る人いるなと思いました。例えば、近親相姦について。正直綺麗に描かれ過ぎでは?と感じた部分もあった。やっぱり私と同じようなことを書いている人もいた。でも、こういうことは芸術作品とか、文学でしか表現できない。誰の目にもつくメディアではないからこそ、インモラルなことを表現できるし、そこが芸術を発展させてきたのではないか、という意見があってなるほどなって思いました。
表現の自由って言うけど、あれもだめこれもダメって言われたら逆にやりたくなりませんか?
昔、砂利道でキックボードをするな、と言われたのにガンガンに飛ばして勢いよく転んだ。足が血だらけになって、でも泣いたら「だから言ったでしょ!」って怒られると思ったから泣かなかった。バカだね。
「こういう意見もあるけど私はこう思う」ではいけないのか。自分と違う意見を持つ人に食ってかかるいい年した大人、たまにいるけれど、若い私からしてみれば、センスがないです。あなたみたいな大人にはならないように気をつけますね。
大学で学んでいることは多分、将来あまり役には立たない。でも、豊かな人生を送る上で必要なことだというのを、私は知っている。