ばらばら
コウノドリ、前回よりも星野源の押しが強い…大人の事情があるのかもしれないけどもっと冷徹で寡黙なキャラで通すのかと思ってたからなんか違和感…。
でもこの二年間でしのりんはつぼみちゃんのことを乗り越えてやっと少しずつ前を向けた。だからこそ、産後うつで自殺しちゃったお母さんを救えなかった自分を攻め続けるサクラ先生を気にかけているとか思うとそれはそれで喉の奥が…ジーン。
シーズン2では、悩み、葛藤するサクラ先生の心の拠り所にすこしでもなれればと思っているのならば、それは凄く良い関係性なのでは?!
佐野さんに手を差し出すしのりん、あのシーンすごく良かった。パシって手を掴まれたことでどれだけ気持ちが救われたのかな。
大丈夫ってある意味呪文みたいなところがあって、言い聞かせて大丈夫な気がしているだけで本質は何も変わっていないこと、よくある気がします。
甘えることができない人がいる、自分の中で抱え込むことしかできない人がいる、SOSの出し方がわからない人がいる。
人はふたりでひとつじゃない、死ぬまで一生ひとり。だからこそ互いを尊重して寄り添って生きて行くことがどれだけ大切か、わかっている人がどれくらいいるのか。
世界はひとつじゃない あぁもとより
ばらばらのまま ぼくらはひとつになれない
そのままどこかへいこう
プロポーズで、ぼくと一緒になってください、とかいう男とは絶対に結婚したくない。言葉のチョイスのセンスって生まれつきなところがあるし、重ねてきた年月の厚みを物語るものだと思う。
ふとした瞬間に、ハッとさせられるような言葉を紡ぐことができるひとは魅力的だ。
ひとはひとつにはなれない。けど、それが悪いことではない。
支え合うということ